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色が与える印象を“第一印象”でつかむ

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4-1第一印象を決める色の力

色は“無意識のメッセージ”。見た瞬間に“安心できる医院かどうか”を決めてしまうんです。

目次

「第一印象」は3秒で決まる

パソコン苦手な院長

うちのホームページ、なんか“真面目すぎる”って言われたんだけど、どうしたらいいんだろう?」

ぱそあん

それは“色”の印象が関係しているかもしれませんね。

人はサイトを開いてたった3秒で印象を判断すると言われています。
この“3秒”の中で最も強く作用しているのが、「色の印象」。
同じ内容でも、色のトーンやバランスが違うだけで、
「優しそう」「冷たそう」「信頼できそう」「ちょっと怖いかも」など、まったく違う感情を抱くのです。

たとえば、真っ白な背景に濃い青文字だけのページだと、
誠実だけど“硬い印象”に見えることがあります。
一方で、少し水色を混ぜたり、見出しに淡いグリーンを入れるだけで、ぐっと親しみやすくなるんです。

色の印象が変える「信頼の第一歩」

見た瞬間に「清潔そう」「優しそう」と感じてもらえれば、
文章を読む前から“信頼感”が生まれます。
つまり、色は“医院の人柄を伝える最初のメッセージ”なんです。

1.色は「感情を動かす」デザイン要素

ぱそあん

先生、“色”は情報じゃなくて“感情”を伝えるツールなんです。

パソコン苦手な院長

感情を伝える…って、言葉じゃなくても?

ぱそあん

はい。色は言葉よりも早く、見る人の気持ちを動かします。

たとえば、同じ「歯科医院」というサイトでも、色によって印象がこんなに違います。

カラー与える印象向いている医院例
ブルー系清潔・信頼・冷静一般歯科・矯正・インプラント
グリーン系安心・優しさ・自然小児歯科・予防・ファミリー向け
ピンク系柔らかさ・思いやり・女性らしさ審美歯科・ホワイトニング
ホワイト×ゴールド上質・特別感自費中心・美容歯科
ベージュ系落ち着き・温もり地域密着・家族で通える医院

これを見るだけでも、「色=医院の性格」が見えてきますよね。

2.色で“怖さ”をやわらげるコツ

パソコン苦手な院長

なるほど…。でも、青を使えば清潔感が出ると思って、全体を青くしたんだよね。

ぱそあん

青はいい色ですが、“寒色の落とし穴”があるんですよ。

青は信頼感や清潔感を与える一方で、冷たく・堅い印象になりがちです。
そのため、青をベースにするなら、「明るさ(明度)」と「やわらかさ(彩度)」を調整しましょう。

・背景に淡い水色(#EAF6FBなど)を使う
・見出しに中間の青(#289DD5など)を使う
・CTAボタンに温かみのあるブルーグリーン(#2B7CBBなど)を差し色にする
これだけで、同じ“青系”でも冷たさが減り、親しみやすくなります。

ぱそあん

さらに、白だけでなく淡いグレーやベージュ背景を組み合わせると、目にも優しくなりますよ。

パソコン苦手な院長

なるほど、背景も“色の一部”なんだね。

青=冷たい は間違い?

青は「誠実さ」「清潔感」「集中力」を高める万能カラー。
ただし“使い方”次第で冷たくも温かくもなります。
背景の白に少し色味を加えることで“やさしい青”に変えられます。

3.補色バランスで“見る人の視線”を誘導

パソコン苦手な院長

色って、どこに何を置けばいいか迷うんだよね。

ぱそあん

実は、“視線の流れ”も色でコントロールできるんです。

色の明暗(コントラスト)は、目の動きを自然に導く力を持っています。
たとえば、淡い背景の中に濃いボタン色を置くと、そこに目が行きます。
CTAボタンや「予約はこちら」は、周囲の色とコントラストをつけるのが鉄則です。

さらに、補色(反対の色)を上手に使うと、全体が引き締まります。


・青 × オレンジ(誠実+元気)
・緑 × ピンク(安心+やさしさ)
・ベージュ × ネイビー(落ち着き+専門性)
補色の力で、メリハリが出て“覚えられるサイト”になります。

4.色が“医院の記憶”を作る

ぱそあん

人は“文章”よりも“色”で記憶しているんですよ。

パソコン苦手な院長

え、文章じゃなくて?だよね。

ぱそあん

はい。ロゴの色を見ただけで医院を思い出せるなら、色がブランドになっている証拠です。

患者様は、見出し(H2・H3)を読んで“読むかどうか”を決めます。
そのため、見出しで専門性と安心感を両立させることが重要です。

たとえば、
・あの優しいグリーンの小児歯科
・白と金の上品な審美クリニック
・空色の看板が印象的な矯正専門院

色が印象に残ることで、リピーターにも「また行こう」と思ってもらいやすくなります。
逆に、毎回違う色を使っていると、「どんな医院だったっけ?」と忘れられてしまうことも。

“ブランドをつくる色”は、統一がカギ!

ロゴ・看板・Web・名刺・チラシの色をそろえるだけで、
プロ感がグッと高まります。
「同じトーンを保つ=医院の信頼を積み上げる」第一歩です。

5.失敗しがちな色使い3選

パソコン苦手な院長

やっぱり色って奥が深いね…。他に気をつけることある?

ぱそあん

あります! 多くの医院サイトでよく見る“もったいない配色”を3つ挙げますね。

POINT
カラフルすぎる

→ 何を伝えたいか分からなくなります。色は多くても3色以内に。

STEP
コントラストが強すぎる

 背景が白で文字が真っ黒すぎると、目が疲れます。
  ややグレー寄り(#333や#444)が読みやすいです。

STEP
写真と色がケンカしている

→ 暖色系の写真に寒色の背景を合わせると違和感が出ます。
  写真の色調に合わせて背景を微調整しましょう。

ぱそあん

つまり、“主役を決める”のが一番大事なんです。

パソコン苦手な院長

写真が主役なら、背景は控えめに、か。

6.色は「信頼」と「親しみ」のバランス

最後にもう一度、目的を整理しましょう。
医療サイトで大切なのは「信頼」と「安心感」。
どちらか一方だけでは、患者様の心に届きません。


信頼を表す色 → ブルー・ネイビー・グレー
安心感を表す色 → グリーン・ベージュ・ピンク
この2つを7:3くらいの割合で組み合わせると、バランスの取れた印象になります。

ぱそあんのまとめ

“信頼”の中に“ぬくもり”を入れるのが、患者様に選ばれる色使いですよ。

第一印象を変えるカラー戦略まとめ
  • 色の印象は3秒で決まる
  • “信頼+安心”を7:3で構成
  • ブルー系でも、明度と彩度でやさしく見せる
  • 色数は3色まで。補色でアクセントを
  • 写真・ロゴ・背景のトーンを合わせて統一感を

まとめ:色で伝わる“医院の人柄”

パソコン苦手な院長

色だけでこんなに変わるなんて、正直びっくりだよ。

ぱそあん

先生の医院がどんな想いで診療しているか、それを“感じ取る”のが色なんです。

デザインは“装飾”ではなく“印象を設計する”もの。
色の選び方ひとつで、「真面目すぎる」から「信頼できそう」に変わることも珍しくありません。

「患者様にどう思われたいか」――その答えを、色で表現すること。
それが、医院ブランディングの第一歩です。

まとめメッセージ

文章の前に“色”が語っています。
伝わる色で、医院の魅力をもっと輝かせましょう!

次回予告

→ ③記事(「清潔感×安心感を生む“医療ブルー”の使い方」)

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