1.アクセントカラーとは?

“アクセントカラー”って、どういう色なんですか?メインカラーとは違うんですか?



はい、違います。
アクセントカラーは、全体を引き締めたり、視線を誘導したりする“差し色”のこと。
メインカラーが医院の顔だとしたら、アクセントカラーは“会話の中で印象に残る一言”なんです。
サイト全体の中で、ボタン・リンク・見出し・バナーなど、強調したい場所だけに使うのがポイント。
1〜2か所に絞ることで、自然に目線が集まります。
主役を引き立てながら、記憶に残る医院らしさをつくります。
2.アクセントカラーの効果を理解しよう



そんなに少しの色で、印象って変わるものなんですか?



変わります!
人は“差”に反応する生き物なんです。
ほんの少し色が変わるだけで、脳が『ここに注目!』と認識します。
- 視線誘導効果:ボタンやリンクを自然に目立たせる
- 印象強化効果:記憶に残る医院のシンボルカラーになる
- デザインの統一効果:全体のバランスをまとめる“結び目”になる
サイトを見たあとに“あの水色の医院”って思い出してもらえる。
それがアクセントカラーの力です。
3.印象別・おすすめアクセントカラー



どんな色をアクセントに使うのがいいですか?



医院の“診療スタイル”や“患者層”に合わせて選ぶと効果的です。
伝えたい印象 | おすすめアクセントカラー | 使用ポイント |
---|---|---|
清潔感・誠実さ | ブルー・ネイビー | CTAボタン、リンク |
優しさ・安心感 | ペールピンク・ベージュ | アイコン・見出し下線 |
活気・元気 | オレンジ・ライトグリーン | バナー・キャンペーン枠 |
上質・信頼 | ゴールド・グレージュ | ロゴ・タイトル下線 |
専門性・知的さ | グレー・ターコイズ | メニューライン・強調語句 |
“テーマカラーを支える色”を少しだけ添える。
この控えめさが、医療サイトではちょうどいいんです。
鮮やかすぎないトーンで、静かな存在感を出すのがコツです。
4.アクセントの使いすぎは“雑然とした印象”に



ボタンもリンクも全部アクセントカラーにしたくなります…。



気持ちはわかります(笑)
でも、それをやると“どこも目立っていない”状態になるんです。
アクセントの使いすぎ=印象のぼやけです。
使い方の目安
・全体の5%以内に抑える
・1ページあたり3か所まで
・同じ要素(ボタン・リンクなど)にだけ使う
色が少ないほど、情報が整理されて信頼感が増します。
“控えめな華やかさ”を意識しましょう。
5.ボタンやリンクに最適なアクセント設計



ボタンの色で迷うんですよね。青にすると普通すぎて…。



ボタンは“誘導のための色”なので、背景としっかり差がある色にしましょう。
アクセントの実践例
・白背景 × ブルーボタン → 清潔で誠実な印象
・ベージュ背景 × グリーンボタン → 柔らかく安心感
・グレー背景 × ピンクボタン → 優しさと温もり
・白背景 × ゴールド枠ボタン → 上品な高級感
“押したくなる色”を意識すること。
目立たせたいときほど、彩度より明度差を大切にしてください。
6.SNSや印刷物にも統一を



ホームページとSNS、チラシの色がバラバラなんです…。



それ、もったいないです!
アクセントカラーを統一すると、どの媒体でも“あの医院”とわかるようになります。
統一のポイント
・ロゴ・ボタン・アイコンに同じ色を使う
・SNS投稿の見出しや背景にアクセントカラーを取り入れる
・チラシや名刺でも同系トーンを意識する
一貫した色の使い方”が、ブランドの信頼感を高めます。
オンラインでもオフラインでも“安心して選ばれる医院”になります。
7.まとめ:小さな色が、医院を覚えてもらう力になる
- アクセントカラーは**サイト全体の約5%**に抑える
- 視線を導く役割を持たせる
- 医院の理念・雰囲気に合った色を選ぶ
- 鮮やかすぎないトーンで調和を意識
- SNSや印刷物にも色を統一してブランディング
たった一色のアクセントが、“医院を思い出すきっかけ”になります。
「信頼」「安心」「親しみ」
そのすべてを、ひと筆の色で伝えることができるのです。