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Googleビジネスプロフィール&クチコミ運用(写真・投稿・属性・Q&Aの型)

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5-9Google&口コミで認知拡大

Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)は、医院の「第一印象」を決める場所です。
患者様が歯科医院やクリニックを検索したとき、最初に目にするのはホームページではなく、Googleマップの情報
正確で信頼性のある運用を行うことで、「行ってみたい医院」へと自然に導くことができます。
今回は、写真・投稿・クチコミ・Q&Aを中心に、信頼を育てる型とポイントを解説します。

目次

1.Googleビジネスプロフィールが果たす役割

医療ブランディングにおいて、Googleビジネスプロフィール(GBP)は「オンライン受付」や「口コミ掲示板」ともいえる存在です。
どれだけホームページを丁寧に作っても、GBPの情報が古かったり、写真が暗かったりすると印象が損なわれます。

パソコン苦手な院長

Googleビジネスプロフィールって、SEOにも関係あるんですか?

ぱそあん

あります。ローカルSEO(地域検索)の要です。
Googleは「距離」「関連性」「知名度」の3要素で順位を判断しますが、 プロフィールの整備とクチコミ数は「知名度」と「信頼度」に直結します。

つまり、ホームページが“院内の信頼”を築く場所なら、 Googleビジネスプロフィールは“外部から信頼される場所”です。 この2つが一致すると、E-E-A-Tの「T(Trustworthiness)」が一気に高まります。

2.写真の型:信頼を生む「ビジュアルE-E-A-T」

写真は言葉よりも早く印象を伝えるツールです。
Googleビジネスプロフィールの写真を工夫することで、患者様が「清潔」「安心」「誠実」と感じる確率が高まります。

おすすめの写真構成
  • 外観写真:初めて訪れる方の安心感を高める
  • 受付・待合室:明るく清潔な印象を重視
  • 診療風景:スタッフの笑顔・チームワークが伝わる構図
  • スタッフ写真:自然な笑顔と表情で親しみを演出
  • 設備写真:CTや滅菌器など、信頼を裏付ける要素

暗い照明や乱雑な背景はマイナス印象につながります。 撮影時は昼間の自然光を使い、なるべく広角で空間全体が伝わるようにしましょう。 患者様に安心感を与えるには、「治療技術」よりも「雰囲気」が何より大切です。

3.投稿の型:「伝える」から「共感を生む」へ

パソコン苦手な院長

投稿機能って、更新しないといけませんか?

ぱそあん

はい、月に1〜2回でも更新することでアクティブ評価が上がります。
Googleは「最新情報を発信している医院」を高く評価します。 「お知らせ」だけでなく、「人」を感じる内容がポイントです。

たとえば、季節のご挨拶・スタッフ紹介・院内イベントなど、患者様との距離を縮める内容が理想的です。 新しい機器の導入や治療方針の説明も、「なぜ導入したのか」という背景を語るとブランディング効果が高まります。

投稿タイトルの型(例)

「〇〇の導入で、より精密な診断を実現しました」
「地域の皆様に支えられて、開院10周年を迎えました」
「小児矯正の無料相談を実施しています」

文章は100〜200文字ほどにまとめ、1投稿につき1テーマが原則。 画像を1枚添えるだけでクリック率が倍近く上がることもあります。 ホームページのリンクを貼ると、外部導線の評価にもつながります。

4.クチコミ運用:返信で信頼を“可視化”する

口コミは、第三者が語る「信頼の証拠」です。 星の数よりも、どう返信しているかで印象が決まります。 返信が丁寧な医院ほど、実際の来院率が高いことが多く報告されています。

パソコン苦手な院長

悪い口コミがあったら、削除できますか?

ぱそあん

削除は基本的にできませんが、冷静に返信することで逆に信頼が上がります。 誠実に対応している姿勢を見せることが、最大のブランディングです。

返信テンプレート例

「この度はご来院いただき、貴重なご意見をありがとうございます。
今後もより安心して通っていただけるよう、スタッフ一同努めてまいります。」

「ご指摘の点を改善し、より良い環境づくりを目指します。
また何かお気づきの点がありましたら、遠慮なくお知らせください。」

また、良い口コミをいただいた際は、 「励みになります」「ありがとうございます」だけで終わらず、 「今後も〇〇な治療を大切にしていきます」といった一言を添えると、理念の再認識にもつながります。

5.属性・Q&A機能の活用で“信頼を補強”

Googleビジネスプロフィールには、意外と見落とされがちな「属性」と「Q&A機能」があります。 これらを活用すると、検索段階での信頼度が一気に上がります。

  • 属性:バリアフリー・キッズスペース・女性医師対応・土曜診療などを設定
  • Q&A:「初診でもネット予約できますか?」「駐車場はありますか?」など事前質問を掲載

患者様が「知りたいことにすぐ答えられる」状態をつくることが、ブランディングの信頼線を伸ばします。 Q&Aの回答文は、スタッフ全員で統一しておくとブレがなく、医院の姿勢が伝わります。

6.Googleビジネスプロフィールの運用チェックリスト

ぱそあんのチェックポイント
  • 外観・受付・スタッフの写真が明るく統一されている
  • 投稿を月1回以上更新している
  • 口コミに丁寧な返信を行っている
  • 属性・診療時間・電話番号が最新である
  • Q&Aに医院の考え方を反映している

この5つを整えるだけでも、医院のオンライン評価は大きく変わります。 Googleビジネスプロフィールは“無料でできる最強のブランディングツール”です。 「発信」ではなく「信頼を育てる場」として運用する意識が大切です。

7.まとめ:Google上で“信頼の温度”を上げよう

ホームページが医院の「想い」を伝える場所なら、 Googleビジネスプロフィールは「信頼を外に広げる場所」です。
写真・投稿・口コミ・Q&Aが整うことで、オンライン上の印象が統一され、医院全体のブランド温度が上がります。

今日からできるのは、写真の更新と返信文の見直し。 小さな改善が積み重なることで、地域の中で「誠実で信頼できる医院」としての評価が自然に広がります。

次回記事のお知らせ(⑩ 院内体験の言語化)

次回は、院内での“体験”をどのように言葉で伝えるか。
受付スクリプトや同意文テンプレートなど、患者様対応をブランディングへ変える工夫を紹介します。

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