1.Googleビジネスプロフィールとは?
Googleビジネスプロフィール(以下GBP)は、Google検索やマップ上で医院を見つけた人に、
「どんな医院か」「信頼できるか」を瞬時に伝えるための情報ページです。
住所・診療時間・電話番号などの基本情報だけでなく、写真・投稿・口コミが“医院の印象”を左右します。
パソコン苦手な院長ホームページがあるのに、Googleプロフィールも必要なんですか?



はい。Google検索でまず目に入るのはホームページではなく「マップ情報」です。 多くの患者様は地図や口コミを見て医院を判断しています。 つまりGBPは、“最初に見られるホームページ”とも言えます。
2.整えるべき4つのポイント
GBPを整えるときは、以下の4要素に注目しましょう。
- ① 写真:医院の雰囲気や清潔感を伝える
- ② 口コミ:信頼の裏づけを生む“第三者の声”
- ③ 投稿:最新情報・お知らせをタイムリーに発信
- ④ 属性:診療科・対応・設備情報を正確に登録
3.写真で伝える“安心感”と“誠実さ”
写真は、GBPの中でもっとも視覚的な信頼要素です。 投稿頻度よりも、“医院の雰囲気が正しく伝わるか”を重視しましょう。
- 外観・受付・診療室・スタッフ集合写真を掲載
- 明るい照明+自然光を意識した撮影
- 制服や背景の色味を統一(清潔感重視)
- 古い写真は定期的に削除・更新
“この医院なら安心して行けそう”と思ってもらうには、表情と空気感が大切。 笑顔や木目調の内装など、温かみを感じる要素を意識しましょう。
4.口コミは「患者様との信頼の証」
口コミは、医院の信頼性を高める“第三者の声”。 Google検索で医院を比較するとき、口コミ評価の影響は非常に大きいです。



口コミって、自分からお願いしてもいいんですか?



もちろんOKです。ただし、強制ではなく「お願いの仕方」が重要です。
受付や診療後に、「ご意見をお聞かせいただけると嬉しいです」と自然に案内するのがおすすめです。
本日の診療おつかれさまでした。
Googleの口コミで医院のご感想をいただけると励みになります✨
こちらのリンクから投稿いただけます👇
【口コミ投稿はこちら】(URL)
また、口コミには返信を必ず行いましょう。 お礼の一言があるだけで、医院の誠実さが伝わります。 ネガティブな口コミにも丁寧に対応すれば、他の人への信頼につながります。
5.投稿機能で“今の医院”を見せる
投稿は「最新情報」を伝える手段です。 定期的に更新している医院は、活気があり、安心感を与えます。
- 診療時間変更・休診日のお知らせ
- 季節イベント・キャンペーン情報
- 健康情報・予防ケアの豆知識
- スタッフ紹介・院内改善のお知らせ
投稿内容は長文よりも“見やすさ”を重視。 1投稿あたり150〜300文字程度で、写真と一緒に更新しましょう。 特にGoogle検索では投稿の冒頭50文字が表示されるため、最初の一文に“興味を引く言葉”を入れるのがコツです。
6.属性設定で「医院の強み」を明確に
属性は、医院の特徴をGoogleに正確に伝えるための項目です。 正確に入力すると、検索結果の表示順位(ローカルSEO)にもプラスに働きます。
- 診療科目(例:歯科・矯正歯科・口腔外科など)
- 対応可能な治療(例:インプラント・ホワイトニングなど)
- バリアフリー・キッズスペースなどの設備情報
- 女性医師・英語対応などのスタッフ情報
これらの属性が登録されていないと、検索結果に表示されにくくなります。 「当院の強み」が伝わるよう、正確かつ定期的に見直しましょう。
7.GBP運用の注意点
- 診療実績や症例を掲載する際は、医療広告ガイドラインを遵守
- 患者様の顔写真を掲載する場合は、必ず本人同意を得る
- 投稿や返信の文体は「です・ます調」で統一
- Googleに不正確な情報を出さない(診療時間・電話番号など)
特に医療機関は「正確性」が信頼に直結します。 定期的にプロフィール内容を点検し、更新日を意識することが大切です。
8.まとめ:「Google検索で信頼をつくる医院へ」
Googleビジネスプロフィールは、“検索で出会う最初の医院体験”。 写真・口コミ・投稿・属性を整えるだけで、信頼と印象は大きく変わります。
患者様は「検索結果」で医院を選びます。 だからこそ、そこに人柄と誠実さを感じてもらえる設計を。 医院の理念や雰囲気を、オンライン上でも伝えていきましょう。
次回記事のお知らせ(⑥ スタッフ発信で医院の魅力を広げるSNS運用)
次回は、スタッフが主体となってSNSを運用する際のポイントを紹介。 トーン統一・役割分担・投稿テーマ設計など、チームで信頼を広げる仕組みづくりを解説します。









