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ロゴ・カラー・フォントで“医院の個性”を可視化

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5-4スタッフの共感で育つブランド

“見た目”は、医院の第一印象を決める無言のメッセージ。
ロゴ・カラー・フォントが揃うと、診療姿勢や人柄まで伝わります。今日は可視化=「患者様が一目で理解できる形」に整える方法を、実務ベースで解説します。

目次

1. 可視化のゴール(ロゴ・カラー・フォントが担う役割)

パソコン苦手な院長

デザインって難しい…。実務的には、何を揃えればいいんでしょう?

ぱそあん

ゴールは「医院らしさが一目で伝わる」こと。
役割はこう整理できます。
ロゴ=記号化した理念カラー=感情の導線フォント=語り口。この3つを統一すると、Webも院内も“同じ人が話している”ように感じられます。

2. ロゴの作り方・育て方(最小ルールでブレをなくす)

パソコン苦手な院長

ロゴは既にあります。作り直さないとダメですか?

ぱそあん

作り直しは必須ではありません。まずは運用のルールを作ること。
ロゴは最小サイズ(例:横幅120px以上)とロゴ余白(ロゴの高さ=1×の余白)を決め、背景色・禁止事項を定義します。これだけで“雑さ”が消えます。

項目推奨ルール例理由
最小サイズ横幅120px以上(印刷は25mm以上)視認性と再現性を担保
保護余白ロゴ周囲に“ロゴ高 1×”以上の余白窮屈さを防いで高級感UP
背景白/#F7FAFC/淡色のみ清潔感・可読性の確保
禁止影・縁取り・傾き・伸縮・透過重ね“らしさ”の破綻を防ぐ

ロゴの単色版(白・濃紺)も用意しておくと、写真上や暗色背景でも美しく使えます。PNG/SVG/EPSの3形式で保管しましょう。

3. カラー選定:主・従・差し色の「3色設計」

パソコン苦手な院長

色の組み合わせが難しいです。何色使えばまとまりますか?

ぱそあん

3色設計に絞りましょう。
メイン(医院の顔)サブ(面を作る背景色)アクセント(ボタン等の差し色)。使う場面を固定すると、統一感が生まれます。

役割推奨カラー例使用場所ポイント
メイン#144E85(ディープブルー)見出し・リンク・装飾線清潔・誠実・専門性
サブ#F7FAFC(ペールブルー)背景・ボックス面白より目に優しく、上品
アクセント#289DD5(アクアブルー)CTAボタン・重要タグクリックを促す差し色

4. フォント選びは“語り口”選び(可読性×人柄)

パソコン苦手な院長

フォントって、どれを選べば医院らしさが出ますか?

ぱそあん

見出し=力強く読みやすい角ゴ本文=疲れにくいゴシックが基本です。
柔らかさを出したい医院は、見出しに丸ゴを使うのも◎。数字は“等幅”を選ぶと料金表が揃って見えます。

目的見出し候補本文候補相性
専門性・信頼Noto Sans JP BoldNoto Sans JP Regularくっきり&堅実
やさしさ・親近感Rounded M+Noto Sans JPやわらか×読みやすさ
上質・落ち着きHiragino Kaku Gothic W6Hiragino Kaku Gothic W3端正で疲れにくい

5. ロゴ・カラー・フォントを“ひと目で共有”するミニガイド

パソコン苦手な院長

院内で統一するのが難しいです。スタッフに何を渡せば伝わりますか?

ぱそあん

1枚のミニガイドにまとめましょう。PDFや画像でOK。
内容:
① ロゴ(OK/NG例・余白)② 色(#コード・使用箇所)③ フォント(見出し/本文/数字)④ ボタン文言(CTA)⑤ 写真トーン(露出・背景色)。

CTA文言テンプレ

30秒でWeb予約」/「まずは無料相談」/「今週の空き枠はこちら」

6. 院内外の“使い分け”でブレを減らす(Web・紙・看板)

パソコン苦手な院長

SNS、チラシ、看板…媒体ごとに見え方が違います。統一のコツは?

ぱそあん

色は媒体特性に合わせて微調整します。紙はやや暗く・濃く、モニタは明るめに。
看板は遠目で読めるようコントラストを最大化(白×濃紺/黄みを抑える)。QRは短URLを添え、間口で「Web予約はこちら」を明記。

7. 写真のトーン&フレーミング(“一枚”で医院の人柄を見せる)

パソコン苦手な院長

写真の統一感が出ません。簡単なルールはありますか?

ぱそあん

3つだけ守ればOK。
① 背景:#F7FAFC系の明るさ(白壁・木目を少し)
② 明るさ:自然光+露出は+0.3〜+0.7
③ 色味:青緑に転びすぎないよう、ホワイトバランスを“やや暖色”に調整。人肌が健康的に見えます。

8. アクセシビリティと法的配慮(信頼を落とさない設計)

パソコン苦手な院長

色やフォントに決まりはありますか?法的に気をつけることも知りたいです。

ぱそあん

本文と背景のコントラストは4.5:1以上が目安。フォントサイズはスマホで16px以上、行間1.7。
医療表現は断定的表現・優位性の誤認に注意。症例提示には条件・個人差の注記を。

色弱への配慮

赤×緑の組み合わせに頼らず、太字・下線・アイコンなど複数手段で強調。

9. ブランド一貫性チェックリスト(月1の点検用)

  • ロゴ:最小サイズ・余白・単色版の運用は遵守されているか
  • 色:#144E85/#F7FAFC/#289DD5の役割が守られているか
  • フォント:見出し・本文・数字の使い分けが統一されているか
  • 写真:明るさ・背景・肌色のトーンは統一か
  • CTA:文言テンプレと配置が共通か(ヘッダー/ヒーロー直下/フッター)

10. まとめ:見た目の一貫性が“選ばれる理由”になる

ぱそあんのまとめ
  • ロゴ=理念/カラー=感情/フォント=語り口を一本化
  • 3色設計(主:#144E85/従:#F7FAFC/差し:#289DD5)で迷いゼロ
  • フォントは見出し:角ゴ/本文:可読性重視、数字は等幅
  • ミニガイド1枚で院内共有、媒体ごとに微調整
  • コントラスト・法的表現・写真トーンで信頼を損なわない

次回記事のお知らせ(⑦ キーカラーを1色に絞ると“統一感”が生まれる)

次回は、色数を絞って一貫性と可読性を高める設計。キーカラー選定のコツ、トーンの調整、ボタン・リンク・見出しの配色テンプレまで具体的に紹介します。

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