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“デザイン統一”で医院ブランドを強くする方法

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2-10統一デザインでブランドを強く

色・形・トーンを揃えるだけで“記憶に残る医院”になる。

目次

「いいデザイン」より「一貫したデザイン」が強い


多くの医院が、ホームページを作るときに「きれいに見えるデザイン」を目指します。 しかし、本当に信頼を生むのは、“統一されたデザイン”です。

統一感のあるデザインは、見る人に安心感・信頼感・専門性を同時に伝えます。 つまり、“医院らしさ”を一瞬で感じ取れるのです。

パソコン苦手な院長

統一って…たとえば、色とかフォントを揃えるということですか?

ぱそあん

そうです。
でも、それだけではなくて、言葉のトーンや写真の雰囲気、レイアウトのリズムまですべて含まれます。
統一とは、“医院の世界観をひとつの物語にまとめる”ことなんです。

「色の統一」で“印象の一貫性”をつくる

最初に統一すべきなのは、やはりカラー。 人は、色を見ただけでブランドを思い出すほど、視覚的記憶に強く残ります。

パソコン苦手な院長

たしかに、ロゴの色や内装の色って印象に残りますね。

ぱそあん

そうなんです。
医療サイトでも、メインカラー・サブカラー・アクセントカラーを明確に決めておくと、他の医院と“雰囲気の差”がはっきり出ます。

カラー統一の3ステップ
  • メインカラー:医院の印象を決める1色(例:ライトブルー=清潔感)
  • サブカラー:背景や装飾で支える2色目(例:グレー・ホワイトなど)
  • アクセントカラー:CTAボタンなどで誘導する色(例:グリーンやピンク)

写真の「明るさ」と「距離感」だけで、 “機械的な医院”から“人の温度を感じる医院”へと印象が変わります。

「フォントの統一」で“トーン”を整える

フォントは“声のような存在”です。 同じ文章でも、フォントを変えるだけで印象がまったく異なります。

パソコン苦手な院長

フォントって、そんなに印象を変えるんですか?

ぱそあん

はい。
たとえば明朝体は上品で信頼感があり、ゴシック体は読みやすく親しみやすい。
医療サイトでは、本文はゴシック体で読みやすく、見出しに明朝体で専門性を添える構成が理想です。

フォント統一のポイント
  • 本文:Noto Sans JPや游ゴシックで「見やすさ」を重視
  • 見出し:明朝系フォントで「専門性・信頼感」をプラス
  • 英字部分:ロゴや見出しに細字のサンセリフを使用すると高級感が出る
  • サイズと行間:全ページで統一して“読みやすさの一貫性”を保つ

フォントのトーンを揃えるだけで、サイト全体が整って見え、“誠実な印象”を与えます。

「写真の統一」で“医院の世界観”を描くコピー(言葉)で伝える“居心地”

写真はブランドの“空気感”を決める要素。 同じ医院でも、写真の明るさや色調がバラバラだと、印象が一気に崩れてしまいます。

パソコン苦手な院長

スマホで撮った写真と、プロが撮った写真が混ざってると違和感ありますよね。

ぱそあん

まさにそれです。
写真の「光」「色」「構図」を統一することで、“医院の空気”が整うんです。

写真統一のチェックポイント
  • 明るさ:自然光ベースで、すべて同じ露出感に統一
  • 色調:ホワイトバランスをそろえて、冷たくなりすぎないよう調整
  • 構図:引きと寄りのバランスを整え、見せ方に一貫性を持たせる
  • 人物写真:自然な笑顔や会話シーンで「人柄の統一感」を演出

同じ空気で撮られた写真”は、見る人に安心と誠実さを感じさせます。

「言葉の統一」でブランドの“人格”をつくる

デザインの統一とは、ビジュアルだけでなく言葉のトーンにも表れます。 医院によって「丁寧」「やさしい」「専門的」など、言葉の温度が違うからです。

パソコン苦手な院長

なるほど…言葉の“話し方”もデザインの一部なんですね。大丈夫ですか?

ぱそあん

そうなんです。
たとえば「患者様」か「患者さん」か、
「〜します」か「〜いたします」か――
こうした細部まで統一することで、医院の“人格”が形になります。

トーン統一の実践ポイント
  • 敬語レベルを統一:「〜します」でやさしく、「〜いたします」で上品に
  • 語尾の統一:「〜です/〜ます」で読みやすさを保つ
  • 一文の長さを一定にする:リズムが整い、読みやすさが向上
  • コピーや見出しも“医院の声”として統一

医院の言葉に“揺れ”がないと、読者は無意識に安心します。 それがブランドの信頼の基盤になります。

「余白とレイアウトの統一」で“安心感”を強化

余白の広さやレイアウトのバランスも、ブランドイメージに影響します。 バラバラの間隔やサイズは、見る人の無意識に“落ち着かなさ”を与えてしまいます。

パソコン苦手な院長

余白まで統一するのは難しそうですね…。

ぱそあん

大丈夫です。
ポイントは「見えないグリッド(線)」を意識すること。
同じ間隔・同じ幅で要素を並べるだけで、統一感が一気に上がります。

レイアウト統一の基本ルール
  • 見出しと本文の間隔を統一(余白リズムを一定に)
  • 画像とテキストのバランスを固定化(ずれをなくす)
  • セクションごとの構成パターンを繰り返す(安心感を与える)
  • ページごとに異なるデザインを避ける

レイアウトの“安定感”が、デザイン全体に信頼の静けさを与えます。

ブランドは「統一感」から育つ

デザインを統一するというのは、見た目をそろえることではありません。

医院の考え方や想いを、すべての表現に一貫して映し出すこと。 それが“ブランド”です。

パソコン苦手な院長

統一って、つまり「医院の性格を揃える」ことなんですね。

ぱそあん

そうです。
ブランドとは、見る人に「同じ医院だ」と感じてもらうための記憶装置
統一感のあるデザインは、まるで医院の「声」「姿」「香り」までを伝えるような存在なんです。

この記事のまとめ
  • カラー・フォント・写真・言葉・余白の一貫性がブランドを作る
  • “揃っている”ことが安心と信頼の源になる
  • デザイン統一=医院の人格を形にすること
  • 統一感があると“選ばれる医院”になる
ぱそあん

デザインを整えることは、“心の印象”を整えること。
統一されたデザインは、静かに強く、医院の信頼を育てていくんですよ。

シリーズ完結:デザインあつめ “医療サイトデザイン講座”
10回にわたり、医療サイトを“伝わるデザイン”に導く方法を解説してきました。
どの記事も、医院の想いをデザインで伝えるためのヒントです。

これからの医療サイトは、ただ情報を並べる場所ではなく、
「医院の人柄を映すメディア」として進化していきます。

本記事のポイント
  • “いいデザイン”より“統一されたデザイン”が強い
  • カラー・フォント・写真・言葉・余白の一貫性がブランドの核
  • 統一感は“医院の人格”を形成する
  • 信頼と記憶をつくるのは、一貫したデザイン
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