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“患者様の声”を活かした信頼文章の作り方

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3-8信頼を生む患者様の声の活かし方
パソコン苦手な院長

患者様の声を載せているんですが、うまく伝わらない気がして…

ぱそあん

それは、“紹介”で終わっているからかもしれません。
“患者様の声”は掲載するだけでなく、“信頼を語る文章”に活かすことが大切なんです。

“患者様の声”は、医院が信頼されてきた証拠。
言葉の選び方と見せ方次第で、医院の“本当の魅力”が伝わります。

目次

“患者様の声”は医院の信頼を裏づける証言

どんなに医院側が「丁寧な治療をしています」と伝えても、
患者様の体験から出る言葉には“第三者の説得力”があります。


「説明がとても丁寧で、安心して治療を受けられました。」
「先生が優しく声をかけてくれて、歯医者のイメージが変わりました。」
こうした声は、医院が伝えたい理念を“患者様が代弁してくれている”状態。
文章化の際は、単なる感想としてではなく、
“医院の価値を裏づける言葉”として活用しましょう。

ぱそあん

患者様の声は“社会的証明”なんです。
医院が語るよりも、ずっと強く信頼を生みます。

“声を並べるだけ”では伝わらない理由

よくある「患者様の声」ページは、感想文をそのまま並べた構成。
これでは“読む人にとっての意味”が伝わりません。

患者様の声を活かすための3ステップ

1️⃣ どんなテーマの声なのかを見出しにする
2️⃣ 感想の要点を要約してから紹介する
3️⃣ 医院のコメントで補足する

例文
【痛みが少なくて安心しました】
「治療が怖かったのですが、先生が声をかけてくれて安心できました。」
→ 院長コメント:「できる限り痛みを抑える工夫を続けています。」
このように構成することで、患者様の言葉が医院の信頼を語るストーリーに変わります。

ポイント

“紹介”ではなく“解説”にすることで、
患者様の声が“医院の想いの証明”になります。

“共通点のある声”をまとめて見せる

同じような体験談をテーマごとにまとめると、
患者様が「自分と同じ悩みだ」と共感しやすくなります。

例文
【痛みが少なかった治療】
【子どもが嫌がらずに通えた】
【説明がわかりやすかった】
【スタッフの対応が優しかった】
テーマ別に整理すると、単なる“感想集”ではなく、
医院の特徴が一目で伝わる構成になります。

ぱそあん

読む人は“誰かの体験”の中に“自分の安心”を探しているんです。

医院コメント”が信頼を補強する

患者様の声に対して、医院側からのコメントを添えることで、
一方通行ではない“関係性の温かさ”が伝わります。


「お褒めの言葉をありがとうございます。今後も丁寧な説明を心がけてまいります。」
「お子様が笑顔で通ってくださることが、私たちの励みになっています。」
こうした一文があるだけで、
“人と人とのつながり”を感じられるページになります。

コメントの目的は“宣伝”ではなく“感謝”。

誠実に応える姿勢が、読む人の心を動かします。

“声を引用”して他ページにも活かす

「患者様の声」は、専用ページにまとめるだけでなく、
他のページに引用パーツとして活用するのも効果的です。

活用例
・トップページの信頼セクションに引用
・院長メッセージ内で、患者様の体験談を紹介
・スタッフ紹介ページに「患者様の声で見える医院の雰囲気」
これにより、“言葉の信頼性”がサイト全体に広がる構成になります。

ぱそあん

患者様の声”は、サイトの中で何度も使える“生きた素材”なんです。

“匿名でも信頼される”見せ方のコツ

個人情報保護の観点から、実名を出せない場合も多いですが、
匿名でも信頼される表現方法があります。

見せ方の例
・「30代女性(会社員)」など、属性を入れる
・「○○市在住」など、地域を入れる
・イラストやシルエットでビジュアル化
・手書きメッセージの写真を掲載
名前がなくても、“実在する人の声”に感じさせる工夫をしましょう。

ポイント

信頼感を高めるのは、“名前の有無”ではなく“リアルさ”。
本当にあった声だと感じられる見せ方を意識。

“過剰に良い声”は逆効果になる

「完璧すぎる体験談」は、かえって信頼を損なうことがあります。
患者様の声は、“少しのリアルさ”がある方が伝わるのです。


「待ち時間が少しありましたが、先生が丁寧に対応してくださり安心できました。」
小さな不便さや現実味のあるコメントが入ると、
読む人は「本当に書かれた声なんだ」と感じます。

ぱそあん

信頼を生むのは“完璧さ”ではなく、“誠実さ”なんです。

“声の中にある価値”を読み取って伝える

文章化するときは、「何が嬉しかったのか」「何を評価してくれたのか」を
医院の視点で翻訳して伝えると、さらに価値が上がります。


「先生の説明が丁寧でした」
→ “患者様が安心して治療を受けられる環境を評価してくれている”
「スタッフの方が優しかったです」
→ “チーム全体で温かい対応ができている証拠”
このように、感想の裏にある“医院の強み”を拾って紹介します。

“患者様の声”は医院の鏡。

そこに書かれているのは、患者様が感じた“医院の価値”そのものです。

まとめ:“患者様の声”を“信頼の文章”に変える

“患者様の声”は、ただ掲載するものではなく、
医院の想いと患者様の気持ちをつなぐ“共感の言葉”です。

信頼される「患者様の声」活用5ステップ
  • テーマごとに整理して掲載する
  • 見出し+要約+医院コメントの構成にする
  • 引用してサイト全体に活かす
  • 匿名でも“実在感”を出す
  • 感想の中から医院の価値を拾う
まとめメッセージ

“患者様の声”は、最もリアルなブランディング素材です。
感想をそのまま並べるのではなく、医院の想いを裏づける“信頼の言葉”に整えること。
それが、文章力で信頼を深める一歩です。

次回予告

「⑨ “やさしい文章”と“軽い文章”の違いを知る」」

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