
経歴や資格は載せていますが、どうしても“堅い印象”になってしまうんです。



多くの医院が同じ悩みを持っています。
実は、“信頼される院長紹介ページ”には、文章の構成と見せ方に明確なコツがあるんです。
院長紹介ページは“医院の顔”。
経歴や資格だけでなく、人となり・想い・姿勢を伝えることで、
初めて“この先生に診てもらいたい”という信頼が生まれます。
1.経歴よりも「想い」が伝わる構成にする
まず大切なのは、“経歴中心”から“想い中心”へ”構成を変えること。
患者様は、どの大学を卒業したかよりも、
「どんな考えで治療してくれる先生なのか」を知りたいのです。
おすすめの構成順序
1.院長の想い(開業へのきっかけ・理念)
2.治療に対する姿勢や大切にしていること
3.経歴・資格・学会所属
4.プライベートや人柄が伝わる一言
この順序に変えるだけで、「信頼感+親近感」の両方が伝わります。



患者様は“人として信頼できるか”を最初に見ています。経歴はその“裏づけ”なんです。
2.“開業のきっかけ”をストーリーで語る
どんな医院にも、「なぜここで開業したのか」という物語があります。
その“きっかけ”をストーリーとして書くことで、ページに温度が生まれます。
例文
「地域の皆様の“かかりつけ医”として、世代を超えて通える医院をつくりたい。
そんな想いから、この地での開院を決意しました。」
たった一文でも、“理念と行動が結びついた言葉”は印象に残ります。
患者様は、医院の方針ではなく、“先生自身の歩み”に共感するのです。
どんな想いで開院したかを語ることで、
“医院の存在理由”が自然に伝わります。



写真を「きれいに見せるため」ではなく、「伝えるため」に選ぶことが大切です。
3.“治療への姿勢”をやさしい言葉で表現する
院長紹介ページで欠かせないのが、治療へのこだわり。
ただし、専門用語ばかりだと読まれにくくなります。
患者様目線で“やさしい言葉”に言い換えましょう。
よくある堅い言い回し
「根管治療におけるマイクロスコープの活用を重視しています。」
やさしい言い回し
「細かい部分までしっかり見える機器を使い、できるだけ歯を残す治療を心がけています。」
難しい表現を避けることで、“誠実に説明してくれる先生”という印象になります。



なるほど…難しい言葉ほど、信頼が遠のくこともあるんですね。



そうなんです。伝えることを“やさしく翻訳”できる先生ほど信頼されます。
4.写真で“人柄”を見せる
文章だけでなく、写真の印象も信頼を左右します。
院長紹介ページでは、診療中の姿・笑顔・自然なポーズなど、
「話しやすそう」「優しそう」という空気感を伝えることが重要です。
写真構成のおすすめ
・上部:笑顔のバストアップ(明るい背景で)
・中段:診療中・説明中など、真剣な表情のショット
・下部:下部:スタッフとの自然な交流写真
文章と写真がリンクしていると、ページ全体に“誠実な流れ”が生まれます。
人柄は写真から伝わる。
“完璧な写真”よりも、“温かみのある表情”が信頼を生みます。
5.経歴・資格は“信頼の補足”として整理
もちろん、経歴や資格も重要な情報です。
ただし、羅列するだけでは伝わらないため、
「何を大切にしてきた経歴なのか」をひとこと添えましょう。
例文
・「大学病院での臨床経験を経て、より身近な地域医療の重要性を感じました。」
・「専門性を活かしながら、患者様一人ひとりに合った治療を心がけています。」
こうした一文を添えるだけで、経歴が“人柄とつながる”内容になります。



資格や学会所属も、“どう活かしているか”を添えると伝わりやすいですよ。
6.“プライベート”で親しみを添える
最後に、少しだけ先生の人となりが伝わるエピソードを加えると効果的です。
趣味・休日の過ごし方・家族との時間など、ほんの一言で十分です。
例文
・「休日は息子と自転車で出かけるのが楽しみです。リフレッシュして、診療に全力で取り組んでいます。」
・「料理が好きで、季節の食材を使った新メニューを考えるのがリラックスタイムです。」
こうした一言があるだけで、“近くにいそうな先生”という親近感が生まれます。
少しの加工やトーン補正を加えるだけで、“自院らしい雰囲気”を出すことができます。
人としての温かさを少し見せることで、
患者様との心理的距離がぐっと縮まります。
7.まとめ:院長紹介ページは“信頼の原点”
院長紹介ページは、医院の理念を人の言葉で伝える場所です。
経歴よりも、想い・姿勢・表情――
それらを丁寧に見せることで、**“選ばれる医院”**へと変わります。
信頼を生む院長紹介ページの5ステップ
1.想いを最初に伝える(理念中心の構成)
2.開業のきっかけをストーリーで語る
3.治療への姿勢をやさしい言葉で表現する
4.写真で人柄を見せる
5.経歴・資格で信頼を補強する
院長紹介ページは、“医院そのもの”の鏡。
どんな想いで患者様と向き合っているかを丁寧に伝えることで、
まだ出会っていない患者様にも“安心感”が届きます。
信頼を積み重ねる第一歩は、言葉と表情で語る自己紹介から始まります。
→ 「⑩ “患者様の声ページ”を信頼アップにつなげる見せ方と注意点」