1.診療科ページの目的は「検索」+「理解」+「行動」
パソコン苦手な院長ぱそあん先生、診療科ページって、どんな目的で作るのが正しいんですか?SEOだけじゃダメですよね?



そうですね。目的は3つあります。
まず①検索で見つけてもらう、次に②内容を理解してもらう、そして最後に③行動(予約・相談)へ導くこと。
この3つを満たすページは、SEOでも患者様の満足度でも強くなります。
- ① 検索キーワードで上位表示(SEO)
- ② 患者様が内容を理解し「ここなら安心」と感じる
- ③ 予約・相談などの行動につながる導線を設置
2.構成の黄金パターン(読まれる流れ)



構成って毎回悩みます。説明ばかりで読まれないことも多くて…。



構成には“型”があります。
患者様の読み進める心理に沿って設計するのがポイントです。
- ① 導入文:患者様の悩み・症状に共感し、「自分のことだ」と思わせる。
- ② 概要説明:どんな治療なのかを簡潔に説明(専門用語は避ける)。
- ③ 治療の流れ:来院から治療完了までのステップを時系列で。
- ④ メリット・注意点:「なぜ必要か」「どんな人に向いているか」を提示。
- ⑤ 院内対応:医院ならではの工夫・機器・チーム体制を紹介。
- ⑥ よくある質問(FAQ):疑問を解消し、安心感を後押し。
- ⑦ 予約導線:「まずは相談」など自然に行動を促す一文。
この順番で構成すれば、“読む人の頭の中の質問”に沿った流れができます。 結果的に直帰率が下がり、SEOにも好影響を与えます。
3.導入文で心をつかむ「共感コピー」



最初の導入文って、つい「〇〇とは〜です」と説明から入ってしまうんですが…。



説明から入ると、検索では上位になりません。 最初は「共感コピー」で患者様の悩みに寄り添いましょう。 「痛みが取れない」「何度も再発する」など、リアルな言葉を使うのがコツです。
「何度も同じ歯が痛む」「噛むとズキッとする」――そんな症状に悩んでいませんか?
当院では、原因を根本から見極め、再発を防ぐ治療を行っています。
4.SEOを意識したキーワード設計
SEOでは、“メイン+サブキーワード”の組み合わせが効果的です。 1ページに1テーマを徹底し、関連語を自然に盛り込みましょう。
- メインキーワード例:「根管治療」「歯周病治療」「インプラント」
- サブキーワード例:「痛くない」「再発防止」「CT診断」「費用」など
ただし、キーワードを詰め込みすぎると逆効果。
文章の流れを崩さず、「自然な会話文」の中に入れるのがコツです。
5.FAQで“検索ニーズ”を拾う



FAQって、SEO的に本当に効果あるんですか?



はい、非常に効果的です。Googleは「ユーザーの疑問に答えているページ」を高く評価します。
よく検索される質問(=検索クエリ)をFAQとして設置することで、関連キーワードでの流入も増えます。
- ・治療時間はどのくらいですか?
- ・痛みはありますか?
- ・費用の目安を教えてください。
- ・通院回数はどれくらい必要ですか?
- ・保険診療と自費の違いは?
6.院内オリジナル要素で差別化する
診療科ページは、多くの医院で内容が似てしまいがち。 そこで差がつくのは「医院独自の視点」です。 同じ治療でも、医院によって“強みの角度”を変えるだけで印象が変わります。
- ✅ 最新設備を導入している(CT・マイクロスコープなど)
- ✅ 痛みへの配慮・カウンセリング重視
- ✅ チーム医療・連携体制の強み
- ✅ 専門医資格や治療経験の豊富さ
これらを「当院の特徴」として1ブロック設けると、自然にブランディングにもつながります。
7.内部リンクと導線設計



せっかく記事を読んでもらっても、他のページに進んでもらえないんです…。



内部リンクは「流れ」を意識しましょう。
診療科ページ→院長紹介→設備紹介→予約、この順に進むように設計します。
ページ下部に「関連ページ」や「初めての方へ」を置くのも効果的です。
- ・院長紹介(信頼アップ)
- ・設備紹介(技術力の裏づけ)
- ・料金ページ(不安の解消)
- ・予約フォーム(行動導線)
8.ぱそあんのまとめ
- 診療科ページ=検索×信頼×行動を意識
- 「共感→理解→行動」の流れで構成
- FAQで検索ニーズを拾い、滞在時間UP
- 医院独自の特徴ブロックで差別化
- 内部リンクは「院長→設備→予約」導線で最適化
SEOと患者理解は同じ方向を向いています。 伝える構成を整えることが、最良のSEO対策です。
次回記事のお知らせ(B3️⃣ CTA(予約導線)の心理設計)
次回は、患者様の“行動を後押しする”CTA設計を解説します。 心理学の視点から、ボタン配置・色・言葉選びのコツを紹介します。









