1.「お知らせ」はSEO評価の更新シグナルになる
パソコン苦手な院長定期的に更新しているのですが、内容は休診案内ばかりです。意味がありますか?



はい、定期更新自体がSEOのプラス要因です。
ただし、内容が「一方通行の告知」だけでは効果が限定的。
「医院の取り組み」「季節の予防情報」「スタッフの学会参加」など、実体のある活動を伝えると検索評価が高まります。
- ・医院の専門性や地域性が伝わるテーマ
- ・内部リンク(診療科・コラム)への誘導がある
- ・タイトルと本文に検索語彙を自然に含む
- ・写真や図を用いて読みやすい構成
2.テーマ選定:検索される「時期×症状×地域」を意識する
SEOを意識するなら、季節や地域性に関連したテーマを選びましょう。
「花粉症」「インフルエンザ」「学校検診」「口腔がん検診」など、患者様が検索しやすい話題を記事タイトルに取り込むことで、検索エンジンに“関連性”を伝えられます。
| 季節 | テーマ例 | 狙えるキーワード |
|---|---|---|
| 春 | 花粉症対策/新生活での口臭予防 | 花粉症 歯ぐき/口臭 歯医者 |
| 夏 | ホワイトニング/熱中症と口内乾燥 | ホワイトニング 夏/口の乾き |
| 秋 | 歯周病予防月間/定期検診の重要性 | 歯周病 予防/検診 歯科 |
| 冬 | 風邪と口内環境/受験生の歯の健康 | 風邪 口内/歯 受験期 |
3.タイトル設計:検索語彙+医院名で信頼を示す
SEOタイトルの基本は「検索語彙+医院名」。
検索ユーザーは「症状名+地域名+医院名」で探す傾向があるため、記事タイトルにもその構造を反映します。
- ・【◯◯市】花粉症シーズンの歯ぐき腫れにご注意ください|△△歯科
- ・学校検診でむし歯を指摘されたお子様へ|□□小児歯科
- ・年末年始の診療スケジュールと急患対応について|◇◇クリニック
4.本文構成:SEOと読みやすさを両立する4パート構成
「検索される文章」は、結論が先にあり、段落ごとに小テーマが整理されています。
お知らせ記事でも、以下の4パート構成を意識するだけでSEOと可読性が両立します。
- 導入:季節や背景の説明(検索語彙を含める)
- 本文:症状・対策・医院の取り組み
- 補足:関連ページへの内部リンク(診療科・コラム)
- 締め:予約・相談の導線と安心メッセージ
5.内部リンクとタグ設計でサイト全体をつなぐ
お知らせ記事は、サイト内で他ページへ橋をかける役割を担います。
「関連診療」「院内紹介」「スタッフ紹介」など、内部リンクを貼ることで滞在時間が延び、SEO評価も上がります。
- ・記事中に診療科ページやコラムへのリンクを挿入
- ・タグを統一(例:「季節の予防」「口腔ケア」「お知らせ」)
- ・関連記事ブロックを自動表示(カテゴリ連動)
- ・外部リンクは「公式情報(厚労省・学会など)」に限定
6.更新頻度と運用台本:月2本×12ヶ月で評価が安定
検索エンジンは「継続更新」を高く評価します。
月2本(=年間24本)を目安に、季節+医院ニュースの2軸で回す台本を作りましょう。
更新日は固定化(例:第1・第3火曜)すると継続しやすくなります。
| 月 | テーマ(例) | 目的 |
|---|---|---|
| 1月 | 新年のご挨拶と口腔ケアのすすめ | 来院動機の再喚起 |
| 4月 | 新生活応援キャンペーン/検診案内 | 新患獲得 |
| 7月 | 夏季休診・ホワイトニングのすすめ | 季節ニーズ対応 |
| 10月 | 歯周病予防月間のお知らせ | 啓発とリコール促進 |
| 12月 | 年末年始の診療案内 | 固定アクセスの獲得 |
7.画像とOG設定でSNSシェア時の印象を統一
お知らせ記事はSNSにも投稿しやすい形式にしておきましょう。
OG画像(アイキャッチ)に医院ロゴを入れ、テーマカラーで統一すると、ブランド認知の一貫性が保てます。
画像サイズは1200×630pxを推奨。
8.ぱそあんのまとめ
- 「お知らせ」はSEOシグナル=定期更新で評価が上がる
- 季節・地域・症状など検索語彙をタイトルに自然に入れる
- 本文4構成+内部リンクで回遊率を高める
- 月2本更新×年間24本で「継続力」を検索に示す
- OG画像やタグの統一でSNSでもブランドを維持
次回シリーズ予告(25:医療サイトの保守・管理で見落としがちな点)
次回は、医療サイトを安全に運用し続けるための保守・管理の基本を解説します。
更新チェック・バックアップ・脆弱性対応など、「作って終わり」にしない運用体制を構築します。









