1.FAQページの役割は「検索対策」+「不安解消」
パソコン苦手な院長ぱそあん先生、FAQって「形式的に置くページ」だと思っていました。SEOにも関係あるんですか?



あります。FAQはGoogleが評価する「E-E-A-T(専門性・信頼性・権威性)」を高める要素なんです。
検索エンジンは、“質問に答えているページ”を高く評価します。
つまり、FAQはSEOと患者様の安心の両方を支える“裏の主役”なんです。
- ① SEO効果:検索クエリ(疑問文)を拾いやすい
- ② 信頼効果:患者様の不安を事前に解消できる
2.構成の黄金パターン(読みやすくSEOにも強い)



質問を並べてるだけではダメなんですか?



FAQは「並べ方」が命です。 SEOを意識するなら、カテゴリごとに整理し、内部リンクと組み合わせる構成がベストです。
- ① 共通質問:初診・予約・支払いなど、全診療科共通の質問
- ② 診療別質問:虫歯/矯正/インプラントなどの専門質問
- ③ 医院独自の質問:特徴的な治療法や医院ポリシーに関する質問
これらをセクションで分け、関連ページ(診療科・料金ページなど)へ内部リンクを設けると、SEO的にも強化されます。
3.質問文の書き方:検索される言葉で書く



質問文って、「どんな書き方」がSEOに強いんですか?



答えはシンプル。「患者様が検索で打ち込む言葉」をそのまま使うことです。 専門用語ではなく、“口語の質問文”にするのがコツです。
- ❌「当院の麻酔法について」 → ✅「治療のとき、痛みはありますか?」
- ❌「自由診療の料金体系」 → ✅「ホワイトニングはいくらくらいかかりますか?」
- ❌「再診予約のルール」 → ✅「次の予約はどうやって取ればいいですか?」
FAQの質問文は“検索窓に打たれる文体”で作る。 これが、SEO強化の第一歩です。
4.回答文の書き方:「結論→理由→補足」の3ステップ



回答を書くとき、どうしても説明が長くなります。読みやすくするコツはありますか?



FAQの回答は「PREP法」を使うと読みやすくなります。
結論(Point)→理由(Reason)→具体例(Example)→まとめ(Point)の順に書くと、短くても伝わります。
Q:治療のとき、痛みはありますか?
A:麻酔を使用するため、ほとんど痛みはありません。
痛みに弱い方には、表面麻酔や電動注射器を使用しています。
不安がある場合は、事前にお伝えいただければ配慮いたします。
このテンプレで書くと、検索クエリにもヒットしやすく、読みやすさも格段に上がります。
5.FAQページのデザイン:開閉式+アイコンで可視性UP



FAQが長くなりすぎて、スクロールが大変なんです…。



SWELLやブロックエディターなら、アコーディオン(開閉式)を使いましょう。 質問をクリックすると回答が開く仕様は、ユーザー体験が良く、滞在時間も延びます。 さらにQアイコンとAアイコンを色分けすると、視認性もUPします。
- ・Q=青色/A=グレーなど色で区別
- ・開閉式ブロックで情報を整理
- ・質問下に「関連ページ」リンクを配置
6.FAQを内部リンクのハブにする
FAQは、関連ページへの内部リンク集としても活用できます。 「詳しくはこちら → 診療科ページへ」とリンクを設ければ、ユーザーも迷いません。 この仕組みはSEO内部構造の最適化にも効果的です。
- ・「費用は?」→料金ページへ
- ・「治療の流れは?」→初診ページへ
- ・「通院回数は?」→診療科ページへ
内部リンクを整理すると、検索エンジンもサイト構造を正しく認識します。 FAQは「ユーザーにも検索エンジンにも優しいページ」なんです。
7.ぱそあんのまとめ
- FAQは「検索×信頼」を両立させるページ
- 質問は“患者様が検索で使う言葉”で書く
- 回答は「結論→理由→補足」で短くわかりやすく
- 開閉式+色分けで読みやすさを改善
- 内部リンクでサイト全体のSEOを強化
FAQページは、医院の“誠実さ”が最も伝わる場所です。 患者様の声に先回りして答える姿勢こそ、信頼を生むデザインの本質です。
次回記事のお知らせ(B5️⃣ 医療広告ガイドラインに配慮した構成設計)
次回は、医療広告ガイドラインに沿った安全なサイト構成の作り方を紹介します。 NG表現を避けつつ、医院の魅力を正しく伝える文章設計を解説します。









