院長サイトをリニューアルしたいとは思っているんですが、
何から見直せばいいのか分からなくて……。
デザインだけ変えて失敗するのは避けたいですね。



そのお気持ち、とてもよく分かります。
実はリニューアルで大切なのは、
見た目よりも“事前に確認しておくポイント”なんです。
この章では、失敗しないためのチェック項目を整理していきますね。


医療サイトのリニューアルは、
単にデザインを新しくする作業ではありません。
本来の目的は、
医院の魅力と、患者様の行動導線を再構築することです。
見た目だけを整えても、
構成やSEO、導線が整理されていなければ、
期待した成果にはつながりません。
本章では、
医療サイトをリニューアルする際に
見落としがちなポイントを整理し、制作前に確認しておきたいチェックリストとしてまとめていきます。
1.リニューアルの目的を明確にする
最初に確認すべきなのは、
「なぜリニューアルを行うのか」という目的です。
目的が曖昧なまま進めてしまうと、
見た目は新しくなっても、
集患や問い合わせといった成果につながらないケースが少なくありません。
リニューアルの目的には、次のようなものがあります。
・スマートフォン対応を強化し、ユーザー体験を改善したい
・検索順位を回復、または向上させたい
・医院のブランディングを刷新したい
・予約導線を整理し、来院までの流れを短縮したい
・更新しやすいCMSに切り替えたい
これらの中で、
今回のリニューアルで最も優先したい目的は何かを、
制作前に明確にしておくことが重要です。
2.構成を見直す
― 診療科ページと導線の整理 ―
既存の医療サイトでは、
診療科ページの情報が重複していたり、
メニュー構造が複雑になっているケースが多く見られます。
リニューアルでは、
**「診療科を軸に情報を整理し、最短で目的ページへたどり着ける構成」**を意識しましょう。
特に確認したいポイントは次の通りです。
・メインメニューの項目が多すぎないか
・診療科ページの内容が古くなっていないか
・「予約」「アクセス」への導線が分かりやすいか
・ページ下部の誘導(CTA)が自然につながっているか
構成を整理するだけでも、
患者様が迷わず行動できるサイトへと改善できます。
3.SEOを再構築する
― URL構造とリダイレクト設定 ―
リニューアル時に、
もっとも見落とされやすいのがSEOの引き継ぎです。
特に注意したいのが、
旧URLから新URLへのリダイレクト設定です。
適切なリダイレクトを行わない場合、
これまで積み上げてきた検索評価が失われ、
検索順位が大きく下がるリスクがあります。
リニューアル時に確認しておきたいSEO項目は次の通りです。
・旧URLから新URLへの301リダイレクト設定
・Googleサーチコンソールでのサイトマップ再送信
・タイトルタグ、メタディスクリプションの再点検
・パンくずリストや構造化データの整備
・内部リンクのリンク切れ確認
SEOは、
「公開後に何とかするもの」ではなく、
制作段階から設計しておくものです。
4.デザインとユーザビリティを見直す
医療サイトにおいて、
デザインは「信頼感」や「清潔感」に直結します。
配色、フォント、余白の取り方を見直し、
視線誘導と読みやすさを意識したデザインを心がけましょう。
特に重要なのは、
スマートフォンでの表示です。
文字サイズ、行間、ボタンの大きさなど、
細かな部分が患者様の印象を大きく左右します。
5.CMSと運用体制を整える
リニューアル後に重要になるのが、
「更新し続けられる環境」を整えることです。
WordPressなどのCMSを導入する場合は、
次の点もあわせて確認しておきましょう。
・編集者と管理者の権限設定が適切か
・自動バックアップの仕組みがあるか
・SSLやプラグイン更新など、セキュリティ対策が取られているか
・スタッフが更新できるマニュアルが用意されているか
更新できないサイトは、
時間とともに価値を失ってしまいます。
6.ぱそあんのまとめ
― リニューアルは「見直しのチャンス」 ―
医療サイトのリニューアルは、
単なるデザイン変更ではなく、
構成・SEO・導線を総合的に見直す機会です。
目的を明確にし、
制作前にチェックすべきポイントを整理しておくことで、
リニューアル後の成果は大きく変わります。



リニューアルって、
ただ新しくすることだと思っていましたけど、
こうして整理すると、
医院の強みを見直す機会なんですね。



そうなんです。
リニューアルは、
医院の強みを整理し直すチャンスでもあります。
目的とチェックポイントを押さえて進めることが大切ですね。
次回シリーズ予告(30:制作会社との連携をスムーズに進めるコツ)
次回は、制作会社やデザイナーとのやり取りを円滑に進めるための「進行管理と連携のコツ」を解説します。
医院の想いを正確に伝え、理想のサイトを形にしていくための実践ガイドです。









