1.ビジュアルトーン設計の目的=“印象の再現性”をつくる
院長写真や配色を都度決めています。作る人ごとに印象が変わってしまって…。



目的は、誰が作っても同じ印象に着地する再現性です。
ステートメント(C3)で決めた一言を「見た目のルール」に翻訳し、院内・Web・SNS・紙の全てでブレをなくしましょう。
2.写真トーン:信頼は“光と距離”で決まる



同じカメラでも、仕上がりの印象がバラバラです。何を統一すれば?



光・色温度・距離・目線・背景の5点を決めます。
プロ撮影でなくても、以下のルールを徹底するだけで“誠実な清潔感”が安定します。
治療写真は同意・匿名化・注意書きをセットに(B5参照)。撮影前の「片付けルール」も文書化しておきます。
3.色設計:役割で決める。好みでは決めない。



ブルー系で清潔感は出しましたが、ボタンが目立たないと言われます。



色は役割ベースで決めます。
“情報の階層”と“行動の誘導”を分けると、清潔感と操作性を両立できます。
色の濃度は75/50/25%の3段階を用意。図や表の階層と強弱が揃い、読み疲れを防ぎます。
4.余白設計:清潔感は“空気の量”で生まれる



文字量が多くて詰まって見えます。余白の基準はありますか?



8ptグリッドで統一します。
セクション間は10×8=80px、段落間は3×8=24pxを目安に。行間は本文1.8、見出し下は24〜32pxを固定。
余白は「言葉の表情」。理念の“やさしさ”を、行間と余白で体験へ翻訳します。
5.タイポグラフィ:階層・長さ・読みやすさの三原則



フォント選びで迷います。読みやすさを優先すると味気なくなりがちで…。



まずは階層→長さ→読みやすさの順で決めます。
書体はNoto Sans(本文)+Rounded系(小見出しや吹き出し)の二刀流が扱いやすいです。
数字・時間・金額は等幅寄りで。FAQや注意文は箇条書きで“読み飛ばしても伝わる”形に。
6.図形・アイコン・モーション:強調は“静かに目立たせる”



アイコンやアニメーションを加えると“楽しい”けれど、医療に合うか不安です。



医療では「静かな強調」が基本。
アイコンは線の太さを統一(2px前後)。角はラウンドで硬さを和らげ、モーションは0.2〜0.3秒・イーズアウトまで。
7.アクセシビリティ:読みやすさ=誠実さ



ユニバーサルデザインは気になりますが、デザイン性が下がるのでは?



読みやすさは最上位のデザインです。
最低限の基準だけでも“誠実さ”が伝わります。
8.院内・Web・SNSの“トーン同期”手順



媒体が増えるほどトーンが崩れます。揃えるコツは?



3つの固定で回ります。①色(Base/Primary/CTA)②写真の光③余白ユニット。
この3点をテンプレ化し、更新担当に“迷わない部品”を配布します。
9.OK/NG集:迷いを消す“境界線”の可視化
NG例
- 強いビビッド色の多用(赤×黒×黄)で警告感が出る
- 写真のオーバー加工(過度な美白・肌補正)
- 本文の行長40字超+行間1.4以下で読みにくい
OK例
- Base淡色+Primary濃色+CTAは補色寄りで視認性確保
- 自然光・柔らかい影・水平な水平線の構図
- 箇条書きと表の併用で“読み飛ばしても伝わる”
10.運用:月30分の“トーン点検会”で磨き続ける



作って終わりにしたくありません。どう維持しますか?



月1回・30分で十分です。
直近の投稿・チラシ・サイト更新を並べ、色・写真・余白・文字の4観点で〇/△/×をつけるだけ。改善1点を翌月に反映します。
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